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11/22(水)【新品ブラジル】全宇宙驚愕!!エルメート・パスコアルの1976年未発表音源がリリース!


【LP】エルメート・パスコアル/VIAJANDO COM O SOM (THE LOST '76 VISE VERSA STUDIO SESSION) 2,592円(税込)

全宇宙驚愕!! エルメート・パスコアルが1976年に残していた未発表スタジオ・セッションがLP化! 



ブラジルを代表する作編曲家/マルチ・インストゥルメンタル奏者エルメート・パスコアル。2017年の年始には久々の来日を果たし、圧倒的なパフォーマンスを披露したかと思えば、この夏にはエルメート・グループ名義として実に15年ぶりとなる全18曲二枚組みにも及ぶ新作を発表。衰えるどころかますますその才気を漲らせている印象すらあるが、そんなエルメートの未発表音源リリースというトンデモナイ知らせが飛び込んできた。リリースするのはUKのファーアウト・レコーディングス。アジムスの復活やアルトゥール・ヴェロカイのカムバック作などをリリースし、にわかに今もっとも注目すべきブラジル音楽レーベルのひとつとなりつつある。この未発表音源は、そんなファーアウトの記念すべき200タイトル目のリリース。まさに満を持してのリリースとなる。


さて気になる内容だが、マイルス・デイヴィスの『LIVE EVIL』に参加&曲提供、1974年には名作『A MUSICA LIVRE DE HERMETO PASCOAL』をリリースした後の1976年、トロピカリアの仕掛け人としても知られる名作編曲家ホジェーリオ・ドゥプラが所有していたサンパウロのヴァイス・ヴェルサ・スタジオにて行ったという2日間のセッションを収めたものである。当時すでに独自の音楽性を確立していたエルメートではあるが、今よりもその音楽はさらに混沌としていた時期であり、80年代に入るとイチベレなど自身のパーマネントなグループを結成し「BEBE」に並ぶ美しいメロディの楽曲群「SAO JOAO」「MUSICA DAS NUVENS E DO CHAO」といった今日に至るまでカバーされ続ける名曲を世に送り出すなど、より多彩な音楽性を花開かせようとしていた時期でもある。本作で行われた何時間にも渡る濃密なノンストップ・セッションが、構築するこれまでの作曲術ではなく、より有機的かつ即興的に音を作っていくエルメート特有の作曲に大きな影響を与えたのだと言う。

レコーディング・メンバーも興味深い。日本でも高い人気を誇るトニーニョ・オルタや「ブラジルのウェイン・ショーター」ことニヴァルド・オルネラスをはじめ、実験的な作品を多数残しブラジルのインスト音楽の歴史を変えたといわれるグルーポ・ウンの二人レロ・ナザリオとエドゥアルド・ナザリオ、エルメートのプロデュースで名作『OFERENDA』をリリースしているアレウーダといった多士済々が集結し録音。その録音テープはミックスダウンが終わった後、レロ・ナザリオの手に渡り消失していたかと思われていたが、レロのスタジオ・アーカイブになんと40年間以上も眠っていたのが発見され、このたびリリースに至ったというわけである。

内容については、語る必要もないだろう。エルメートが最も実験性に満ちたエキセントリック極まる時期でありながら、それに応える当時のトップ・ミュージシャンの技術とアイデアに満ちた熱量溢れる演奏にはとにかく圧倒される。ブラジル音楽の黄金期ともいえる70年代だが、軍政だったこともあり多くの音楽家が自身の音楽性を追求するのが難しかったのもまた事実。先述したとおりエルメートですらある種の型にまだ捉われている部分もあり、80年代にかけてそのオリジナリティをさらに発揮していくわけだが、本作で聴ける演奏はそんなエルメートの分岐点となった革命的なセッションなのである。

本作がここ10年におけるブラジル音楽、いやポピュラー・ミュージック史における最大の発見であることには間違いないだろう。こんなにもリリースが待ちきれないという気持ちは久しぶりである。

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